![]() 接着剤
专利摘要:
本発明は、接着剤処方物に特別なイソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーの使用に関する。前記接着剤処方物は、移行を避けることまたは最小限にすることが、接着剤層がそれに感応性である基材との直接的または間接的な接触である場合に重要である用途に用いることができる。 公开号:JP2011512433A 申请号:JP2010546245 申请日:2009-02-06 公开日:2011-04-21 发明作者:アクセル・シュミット;クリストス・カラフィリディス;ハインツ−ヴェルナー・ルカス;マティアス・ヴィンターマンテル 申请人:バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフトBayer MaterialScience AG; IPC主号:C08G18-10
专利说明:
[0001] 本発明は、接着剤処方物における特別なイソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーの使用に関する。これらの接着剤処方物は、接着剤層とそれに感応性である基材との直接的または間接的な接触において移行を避けるまたは最小限にすることが重要である用途に用い得る。] 背景技術 [0002] 本発明の意味の範囲内での感応性基材とは、例えばヒトの皮膚またはコンポジットフィルムであり得る。後者は、全ての種類の物品のための包装を製造するために広く用いられている。全ての要求、例えば透明性/不透明性、印刷可能性、バリア性、シール性および機械特性等を、単一フィルム、同時押出多層フィルムまたは押出積層フィルムコンポジットにより満たすことはできないので、個々の層が接着剤を用いて共に接合されるコンポジットフィルムは、市場の最大の占有率を構成し、従って非常に大きな商業的重要性を有する。] [0003] コンポジットフィルムからの食料包装の製造は特に重要である。食料に接する側では、用いる幾つかの層が接着剤成分に対して低いバリア性を有するので、接着剤成分の食料へのいかなる移行にも特に注意を払わなければならない。] [0004] 軟質コンポジット包装フィルムの分野では、芳香族ポリウレタン系が主に用いられる。従って、芳香族ポリイソシアネートまたはそれと水との反応生成物の食料への移行は、特に重要である。ポリイソシアネートは、ほとんど全ての食料に含まれる水と、二酸化炭素を放出しながら反応して、第一級芳香族アミンを形成する。第一級芳香族アミンは有毒であるので、立法者は、食料包装からの移行について制限を発行し、これを観測することが必要である。このため、コンポジットフィルムの製造に用いる接着剤は、食料の包装時に、移行が制限を下回り安全である程度にまで完全に反応させなければならない。同じことが、このような系のヒトの皮膚上への使用に当てはまる。] [0005] いくつかの軟質包装は食料により充填された後に密封され、次いで全ての細菌を殺して殺菌し、食料の保存期間を増加させる。殺菌は通常、100℃を越える温度で行われる。これらの温度では、芳香族イソシアネートは、ポリウレタン接着剤から再開裂により放出され、食料へ移行することがある。このため、脂肪族イソシアネートをベースとする接着剤処方物を、区分177.1390食品医薬品局に従う軟質フィルムコンポジットの製造に用いる。脂肪族ポリイソシアネートは、水との反応により任意の第一級芳香族アミンを本質的に形成せず、従って食料との殺菌を目的とする軟質フィルムコンポジットの製造に極めて有利である。しかしながら、ポリウレタン化学から通常知られているように、脂肪族ポリイソシアネートは、ポリオールに対して芳香族ポリイソシアネートより著しく低い反応性を有する。脂肪族接着剤処方物の室温での硬化時間は、極めて長く、これは、用いる前にフィルムコンポジットの長い養生期間、従って保管期間が必要とされることを意味する。フィルムを、硬化が完了する前に包装および殺菌工程に付す場合には、これはフィルムコンポジットの層間剥離を生じさせることがあり、従って不完全に発展した中間層接着により包装の破壊を生じさせることがある。従って、経済的およびロジスティックな理由のために、完全な硬化を得るために必要な貯蔵時間を最小化する試みがなされている。この目的を達成するために、2つの異なった概念を用いる: 1)触媒の添加による接着剤処方物の化学硬化反応の促進。 2)ラミネート直後の3〜7日間の少なくとも40℃を超える温度でのコンポジットフィルムの状態調節。] [0006] 従って、例えばWO2006/026670には、60℃で3日間適切な中間層接着を示す接着剤処方物における脂肪族ポリイソシアネートをベースとするポリウレタンプレポリマーの使用が記載されている。向上した硬化温度に加えて、触媒(ジブチル錫ジラウレート、DBTL)をポリウレタンプレポリマーに添加する。欠点は、一方では、60℃の極めて高い硬化温度であり、これは高価な温度キャビネットまたはオーブンを必要とし、折り畳み(telescoping)およびしわ(creasing)を巻くことを生じさせることがあり、他方では、触媒を用い、この場合には触媒は重金属を含有する。] [0007] US−A2006/0078741には、フィルムコンポジットの製造のための接着剤処方物の硬化時間を減少させる触媒の使用が記載されている。より短い硬化時間は、食料を包装する前に用いるフィルムコンポジットの保管期間に相互に関係する。両方の処方物の欠点は、触媒がフィルムコンポジット内で移行の可能性を残し、原理上、包装食料を汚染することがある点である。] 先行技術 [0008] 国際公開第2006/026670号パンフレット 米国特許出願公開第2006/0078741号明細書] 発明が解決しようとする課題 [0009] 従って、本発明の課題は、脂肪族ポリイソシアネートをベースとする接着剤処方物を開発することであり、該接着剤処方物は、移行の可能性のある触媒を含まず、例えば、3日以内に適切な中間層接着がコンポジットフィルムにおいて得られるように室温で用いることも可能であり、および/または創傷封止および創傷ケア手段の製造に用いることができる。コンポジットフィルムのための適切な中間層接着は3N/15mm以上である。] 課題を解決するための手段 [0010] 意外にも、脂肪族ポリイソシアネートをベースとする接着剤処方物は、ポリマー結合第三級アミノ基を含有する脂肪族NCOプレポリマーを用いる場合に、適切な中間層接着を3日以内に室温で生じさせ、移行の可能性のある如何なる触媒をも含有しないことを見出した。] [0011] 従って、まず、本発明は、プレポリマーに結合した第三級アミノ基を含有する脂肪族イソシアネートをベースとするプレポリマーを提供する。] [0012] 本発明の一実施態様では、これらの第三級アミノ基を、ポリイソシアネート成分によりプレポリマーに導入する。] [0013] 本発明の他の実施態様では、これらの第三級アミノ基をイソシアネート反応成分によりプレポリマーに導入する。] [0014] 本発明によるプレポリマーを製造するために用いる脂肪族ポリイソシアネートは、好ましくは11〜51重量%のNCO含有量、2〜3.8の公称平均官能価を有する。] [0015] 本発明はまた、上記のプレポリマーを含有する調製物を提供する。] [0016] これらの調製物は好ましくは接着剤である。これらは通常、基材の接合のために用いることができ、好ましい実施態様では、該接着剤は、全ての種類の包装材料の接合のために、およびとりわけ好ましい形態でフィルムコンポジットの製造のために用いる。] [0017] これらのフィルムコンポジットは、フィルムの接着剤接合、または例えばコンポジットフィルムにおける場合と同様に、これらの全表面上にわたって結合するフィルムであり得る。] [0018] とりわけ、本発明によるプレポリマーに基づいて製造される接着剤を用いて製造または密封した食料包装もまた本発明によりもたらされる。これらは、好ましくは、食料を包装するために食料を少なくとも部分的に覆うコンポジットフィルムである。「部分的に覆う」には、例えば、熱成形プラスチック包装トレイをこの種のフィルムにより、必要に応じて本発明による接着剤を用いて密封する場合に、これらのトレイに導入する物品が含まれる。] [0019] しかしながら、本発明によるプレポリマーは、移行の可能性のある成分を含有しない場合、接着剤ならびに創傷封止およびケアのための石膏系の製造に用いることもできるが、ここでは、残留モノマーの欠如および室温での使用の適合性が重要な役割を果たすからである。] [0020] 本発明の好ましい実施態様では、 A)a1)ポリイソシアネートが i 2〜3.8、好ましくは2〜3.2、特に好ましくは2〜2.4の範囲の平均官能価を有すること、 ii 11〜51重量%、好ましくは21〜51重量%、特に21〜51重量%の範囲のNCO含有量を有すること、 a2)イソシアネート基含有成分が、ポリマー結合第三級アミノ基を含有すること を特徴とする、少なくとも1つのポリイソシアネートを含有するイソシアネート基含有成分、 B)a1)平均官能価が2〜4の範囲、好ましくは2〜3.6の範囲であること a2)OH価が6〜720mgKOH/gの範囲、好ましくは28〜480mgKOH/gの範囲、特に好ましくは40〜240mgKOH/gの範囲であること を特徴とする、少なくとも1つのポリヒドロキシ化合物を含有するポリオール成分、 c)必要に応じて他の添加剤 を含有する、3日以内に室温で適切な中間層接着を生じさせるコンポジット材料のための接着剤処方物、および上記の接着剤処方物を用いるコンポジット材料の製造方法が提供される。] [0021] 他の好適な使用では、本発明による上記の接着剤調製物または類似の接着剤調製物を、創傷封止およびケアのための手術用接着剤として、または例えばEP−A0897406から石膏として知られているように創傷封止およびケアのための接着剤および石膏系の製造に、または直接的に編織布支持体を用いずに創傷接着剤または創傷封止手段として用いる。さらに、創傷挙動に正の作用を有する活性成分を、これらの接着剤調製物に組み込み得る。これらには、例えば抗菌性作用を有する剤、例えば抗真菌薬等、および抗菌作用を有する物質(抗生物質)、コルチコステロイド、キトサン、デクスパンテノールおよびクロルヘキシングルコネートが含まれる。] [0022] 従って、本発明は、適切な中間層接着を数日内に室温で示す、移行の可能性のある触媒を含有しないコンポジットフィルムの製造のための接着剤処方物における、および医療創傷ケア系の製造におけるアミノ基を含有する脂肪族イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーの使用に関する。] [0023] A)の製造に用いるポリイソシアネートプレポリマーの製造は、当業者にそれ自体既知であり、ポリヒドロキシ化合物と過剰量のポリイソシアネートとの反応により行う。原理上、ポリイソシアネートとして、当業者に既知の1分子あたり少なくとも2つのイソシアネート基を有する全ての有機脂肪族、脂環式、芳香族またはヘテロ環式ポリイソシアネート、並びにこれらの混合物を用いることができる。適当な脂肪族または脂環式ポリイソシアネートの例は、ジ−またはトリイソシアネート、例えばブタンジイソシアネート、ペンタンジイソシアネート、ヘキサンジイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート、HDI)、4−イソシアナトメチル−1,8−オクタンジイソシアネート(トリイソシアナトノナン、TIN)等、または環状系、例えば4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、3,5,5−トリメチル−1−イソシアナト−3−イソシアナトメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシネート、IPDI)ならびにω,ω’−ジイソシアナト−1,3−ジメチルシクロヘキサン(H6XDI)等である。芳香族ポリイソシアネートとして、例えば1,5−ナフタレンジイソシアネート、ジイソシアナトジフェニルメタン(2,2’−、2,4’−および4,4’−MDIまたはこれらの混合物)、ジイソシアナトメチルベンゼン(2,4−および2,6−トルエンジイソシアネート、TDI)、特に2,4−および2,6−異性体とその2つの異性体の工業グレードの混合物、並びに1,3−ビス(イソシアナトメチル)ベンゼン(XDI)を用いることができる。しかしながら、脂肪族ジイソシアネートの使用は好ましく、特に好ましくはヘキサンジイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート、HDI)、3,5,5−トリメチル−1−イソシアナト−3−イソシアナトメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート、IPDI)および1,3−ビス(イソシアナトメチル)ベンゼン(XDI)である。] [0024] しかしながら、さらに、ウレットジオン、アロファネート、ビウレットおよび/またはイソシアヌレート構造を有する上記の有機脂肪族、脂環式またはヘテロ環式ポリイソシアネートのそれ自体既知の誘導体を用いることも可能である。] [0025] ポリヒドロキシ化合物として、少なくとも1.5の平均OH官能価を有するそれ自体既知の全ての化合物を用いることができる。これらは、例えば低分子量ジオール(例えば1,2−エタンジオール、1,3−または1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール)、トリオール(例えばグリセロール、トリメチロールプロパン)およびテトラオール(例えばペンタエリトリトール)だけなく高分子量ポリヒドロキシ化合物、例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオールおよびポリチオエーテルポリオール等であってよい。これらのポリエーテルポリオールは好ましくは、5〜620mgKOH/g、好ましくは14〜550mgKOH/g、特に好ましくは28〜480mgKOH/gのOH価を有する。これらのポリエーテルポリオールは、塩基触媒作用によるまたは複金属シアン化物触媒(DMC化合物)を用いる適当な出発分子のアルコキシル化によりそれ自体既知の方法により得ることができる。ポリエーテルポリオールの製造のための適当な出発分子は、エポキシドに対して反応性の少なくとも2つの元素水素結合を有する分子またはこのような出発分子の任意の混合物である。好ましいものは、少なくとも1つの第三級アミノ基を有する少なくとも1つのポリオールを含有するポリエーテルポリオール混合物である。このような第三級アミノ基含有ポリエーテルポリオールは、少なくとも1つがNH結合であるエポキシドに対して少なくとも2つの元素水素結合を有する少なくとも1つの出発分子または出発分子の混合物、または第三級アミノ基を含有する低分子量ポリオール化合物のアルコキシル化により製造することができる。適当な出発分子の例は、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソ−プロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、エチレントリアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミン、アニリン、ジフェニルメタン−2,2’−ジアミン、ジフェニルメタン−2,4’−ジアミン、ジフェニルメタン−4,4’−ジアミン、1−アミノメチル−3−アミノ−1,5,5−トリメチルシクロヘキサン(イソホロンジアミン)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジアミン、キシリレンジアミンおよびポリオキシアルキレンアミンである。] [0026] 原則として、1を越えるポリイソシアネートおよび/またはポリヒドロキシ化合物の混合物を用いることもできるが、1つのポリイソシアネートのみの使用が好ましい。ポリイソシアネートのNCO基とポリヒドロキシ化合物のOH基とのモル比は、通常25:1〜1.5:1、好ましくは20:1〜15:1、特に好ましくは15:1〜1.5:1である。反応は通常、20〜140℃、好ましくは40〜120℃の温度で行うことができる。原理上、反応は、ポリウレタン化学からそれ自体既知の触媒、例えば錫石鹸、例えばジブチル錫ジラウレート、または第三級アミン、例えばトリエチルアミンまたはジアザビシクロオクタン(DABCO)等を用いることにより促進させることができるが、かかる方法は好ましくない。成分および必要に応じて上記の型の触媒の添加は、原理上、任意の順序で行うことができる。ポリイソシアネートを過剰に用いる場合には、抽出または蒸留による、好ましくは薄膜蒸留による反応後にこれを分離することが好ましい。過剰のポリイソシアネートの分離は、1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満、特に好ましくは0.2重量%未満のポリイソシアネートが、得られるポリイソシアネートプレポリマー中に残存する程度にまで行う。] [0027] B)におけるポリヒドロキシ化合物として、少なくとも1.5の平均OH官能価を有する当業者にそれ自体既知の全ての化合物を用いることができる。これらは、例えば低分子量ジオール(例えば1,2−エタンジオール、1,3−または1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール)、トリオール(例えばグリセロール、トリメチロールプロパン)およびテトラオール(例えばペンタエリトリトール)だけでなく、高分子量ポリヒドロキシ化合物、例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオールおよびポリチオエーテルポリオール等であってよい。しかしながら、6〜720mgKOH/g、好ましくは28〜480mgKOH/g、特に好ましくは40〜240mgKOH/gのヒドロキシル価および2〜4、好ましくは2〜3.7、特に好ましくは2〜3.6の平均官能価を有するこれらのポリエステルポリオールが好ましい。これらのポリエステルポリオールは、低分子量ポリカルボン酸誘導体、例えばコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物、グルタル酸無水物、マレイン酸、マレイン酸無水物、フマル酸、ダイマー脂肪酸、トリマー脂肪酸、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、クエン酸またはトリメリット酸等と、低分子量ポリオール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール、ブタンジオール、プロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、1,4−ヒドロキシメチルシクロヘキサン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2,4−ブタントリオール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジブチレングリコールおよびポリブチレングリコール等との重縮合による、または環式カルボン酸エステル、例えばε−カプロラクトン等の開環重合による既知の方法により製造することができる。さらに、ヒドロキシカルボン酸誘導体、例えば乳酸、桂皮酸またはω−ヒドロキシカプロン酸等を重縮合して、ポリエステルポリオールを形成することもできる。しかしながら、油脂化学由来のポリエステルポリオールを用いることもできる。これらのポリエステルポリオールは、例えば少なくとも部分的オレフィン性不飽和脂肪酸含有脂肪混合物のエポキシ化トリグリセリドを1〜12個の炭素原子を有する1以上のアルコールにより完全開環し、引き続くトリグリセリド誘導体を部分エステル交換して、アルキル基中に1〜12個の炭素原子を有するアルキルエステルポリオールを形成することにより製造することができる。] [0028] A)およびB)の成分を、1:1〜1.8:1までのイソシアネート基とヒドロキシル基とのモル比で、好ましくは1:1〜1.6:1までのイソシアネート基:ヒドロキシル基のモル比で、特に好ましくは1.05:1〜1.5:1までのイソシアネート基:ヒドロキシル基のモル比で一緒に混合する。] [0029] 添加剤C)として、接着剤処方物は、上記の成分に加えて、処方物補助剤として接着剤技術から既知の添加剤を含むこともできる。これらの添加剤は、例えば通常の可塑剤、充填剤、顔料、乾燥剤、光安定剤、抗酸化剤、揺変剤、接着促進剤および必要に応じて他の補助物質および添加剤である。] [0030] 記載し得る適当な充填剤の例は、カーボンブラック、沈降シリカ、焼成シリカ、鉱物チョークおよび沈殿チョークである。適当な可塑剤は、例えばフタル酸エステル、アジピン酸エステル、フェノールまたはリン酸エステルのアルキルスルホン酸エステルである。] [0031] 記載し得る揺変剤の例は、焼成シリカ、ポリアミド、水素化ヒマシ油誘導体またはポリ塩化ビニルである。] [0032] 適当な乾燥剤は、特にアルコキシシリル化合物、例えばビニルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、i−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ヘキサデシルメトキシシランおよび無機物質、例えば酸化カルシウム(CaO)およびイソシアネート基含有化合物、例えばトシルイソシアネート等である。] [0033] 既知の官能性シランは、接着促進剤として、例えば上記の種類のアミノシランだけでなく、N−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、メルカプトシラン、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)アミン、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)アミン、オリゴアミノシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、トリアミノ官能性プロピルトリメトキシシラン、N−(n−ブチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ポリエーテル官能性トリメトキシシランおよび3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン等を用いる。] [0034] フィルムコンポジットの製造のためのイソシアネート基含有成分A)およびポリオールまたはポリオール混合物B)からの接着剤処方物の製造は、ポリウレタン化学からそれ自体既知である。接着剤C)を、ポリオールまたはポリオール処方物B)にまたはイソシアネート基含有成分A)にまたは両方に添加し得る。好ましくは、添加剤C)はポリオールまたはポリオール処方物B)に添加する。] [0035] 接着剤処方物の2つの成分A)およびB)をフィルムコンポジットの製造直前に混合し、ラミネート加工機または塗布装置に導入する。他の好ましい実施態様では、成分A)およびB)の混合を、ラミネート加工機自体においてまたは塗布装置において直前に実施し得る。本発明では、接着剤処方物は、溶媒を用いずにまたは適当な溶媒または溶媒混合物中で用い得る。適当な溶媒は、ポリヒドロキシ成分およびポリイソシアネート成分の適切な溶解性を示すものである。これらの溶媒の例は、ベンゼン、トルエン、エチルアセテート、ブチルアセテート、プロピルアセテート、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、2−メトキシプロピルアセテートである。特に好ましいものは、エチルアセテートおよびメチルエチルケトンである。塗布装置では、いわゆる支持体フィルムを、1〜9g/m2の平均乾燥塗布重量を有する接着剤処方物により被覆し、これを、第二フィルムと接着させることにより、ラミネートして得られるフィルムコンポジットを形成する。必要に応じて溶媒または溶媒混合物を、乾燥トンネルにおいてまたは他の適当な装置において支持体フィルムを第二フィルムと接触させる前に完全に除去する。] [0036] 接着剤処方物は、プラスチックフィルム、アルミニウムホイル、他の金属ホイル、金属被覆物を有するプラスチックフィルムおよび金属酸化物被覆物を有するプラスチックフィルムを接合するのに好ましく用いる。] [0037] 本発明を、以下の非制限的実施例により説明する。] [0038] 以下の実施例では、パーセンテージは重量を参照する。特記のない限り、粘度は、25℃の測定温度でThermo Haake、Karlsruhe、DEからのViscotesterVT550回転式粘度計を用いてSV測定カップおよびSV DIN測定装置により決定した。プレポリマーまたは反応混合物のNCO含有量はDIN EN 1242に従って決定した。] [0039] 以下の略称を用いた: OHN:ヒドロキシル価[mgKOH/g] AN:酸価[mgKOH/g] %NCO: 重量%NCO基におけるNCO含有量 IA: 以下のコンポジット12μmポリエチレンテレフタレート/9μmアルミニウムホイル/60μmポリエチレンフィルムにおけるアルミニウムおよびポリエチレン層の間の中間層接着[N/15mm]] [0040] 用いた試薬の略称: P1:KOH触媒作用により製造された、エチレンジアミンで開始したポリプロピレンエーテルテトラオール、OHN 470。] [0041] P2:KOH触媒作用により製造された、1,2−プロピレングリコールで開始したポリプロピレンエーテルジオール、OHN 262。] [0042] P3:KOH触媒作用により製造された1,2−プロピレングリコールで開始したポリプロピレンエーテルグリコール、OHN 112。] [0043] P4:アジピン酸14重量部、イソフタル酸39重量部、無水フタル酸7重量部、トリメチロールプロパン12重量部および1,6−ヘキサンジオール42重量部の反応生成物としてポリエステルポリオール、OHN 141、AN≦3。] [0044] P5:アジピン酸11.5重量部、イソフタル酸32.9重量部、無水フタル酸5.9重量部、トリメチロールプロパン13.4重量部および1,6−ヘキサンジオール47.0重量部の反応生成物としてポリエステルポリオール、OHN 242、AN≦3。] [0045] ポリイソシアネート: NCO1: ≧99.5重量%および≧49.7%NCOの含有量を有するヘキサメチレン1,6−ジイソシアネート(HDI)] [0046] 本発明によるtert.アミノ基を含有する脂肪族プレポリマー 1242gのP1を8757gのNCO1に100℃で2時間以内に連続的に撹拌しながら滴下する。変換が完了した後、過剰のHDIを130℃および<1mbarで蒸留により分離する。以下の特性を有するプレポリマーを得る:粘度(23℃、40秒−1)139Pas、15.0%NCO、0.18重量%遊離HDI。] [0047] 本発明によらないtert.アミノ基を含有しない脂肪族プレポリマーA 363gのP2を2137gのNCO1に100℃で2時間以内連続的に撹拌しながら液滴状に添加する。変換が完了した後、過剰のHDIを130℃および<1mbarで蒸留により分離する。以下の特性を有するプレポリマーを得る:粘度(23℃、40秒−1)1054mPas、10.91%NCO、0.04重量%遊離HDI。] [0048] 本発明によらないtert.アミノ基を含有しない脂肪族プレポリマーB 2563gのP3を3936gのNCO1に100℃で2時間以内連続的に撹拌しながら液滴状に添加する。変換が完了した後、過剰のHDIを130℃および<1mbarで蒸留により分離する。以下の特性を有するプレポリマーを得る:粘度(23℃、40秒−1)1262mPas、6.49%NCO、0.03重量%遊離HDI。] [0049] 接着剤処方物の調製 ポリオール成分およびポリイソシアネート成分の混合物は、本質的に貯蔵に適していないので、これは、フィルムコンポジットの製造直前に製造する。] [0050] 接着剤処方物を、ポリオール成分およびポリイソシアネート成分の密接な混合により製造する。該混合物は、1.4×モル過剰のイソシアネート基により製造し、直ぐに処理する。] [0051] 表1に記載の接着剤処方物を用いるフィルムコンポジットの製造 フィルムコンポジットは、Polytype(フレイブルグ、スイス国)からの「Polttest 440」溶媒不含ラミネート装置を用いて製造する。] [0052] フィルムコンポジットは、ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム予備コンポジットおよびポリエチレンフィルムから製造する。予備コンポジットのアルミニウム側は、接着剤処方物で被覆し、ポリエチレンフィルムで接合し、次いでロールコアに巻き付ける。接着剤処方物で製造したフィルムコンポジットの長さは少なくとも20mである。接着剤処方物の乾燥塗布量は、1.9gおよび2.8gの間であり、塗布装置のロール温度は30〜40℃である。] 実施例 [0053] ]
权利要求:
請求項1 脂肪族イソシアネートをベースとするプレポリマーであって、該脂肪族イソシアネートは該プレポリマーに結合した第三級アミノ基を含有する、プレポリマー。 請求項2 第三級アミノ基を、ポリイソシアネート成分によりプレポリマーに導入することを特徴とする、請求項1に記載のプレポリマー。 請求項3 第三級アミノ基を、イソシアネート反応性成分によりプレポリマーに導入することを特徴とする、請求項1に記載のプレポリマー。 請求項4 プレポリマーの製造に用いる脂肪族ポリイソシアネートは、11〜51重量%のNCO含有量および2〜3.8の公称平均官能価を有することを特徴とする、請求項1に記載のプレポリマー。 請求項5 請求項1〜4のいずれかに記載のプレポリマーを含有する調製物。 請求項6 接着剤であることを特徴とする、請求項5に記載の調製物。 請求項7 創傷封止およびケアのための接着剤および石膏系の製造における請求項5または6に記載の調製物の使用。 請求項8 請求項4および6のいずれかに記載の調製物により被覆した基材。 請求項9 包装材料であることを特徴とする、請求項8に記載の基材。 請求項10 フィルムコンポジットの製造のための、請求項6に記載の接着剤の使用。 請求項11 コンポジットフィルムであることを特徴とする、請求項10に記載の使用。 請求項12 食料包装のためのフィルムであることを特徴とする、請求項10または11に記載の使用。 請求項13 請求項8に記載の基材で少なくとも部分的に包装された食料。
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